「ダーツをこれから始めよう!」という人は大勢いますが、練習についての知識がわからないということは多いでしょう。
今回はダーツ初心者が練習するときの注意点、体の使い方などを見ていきましょう。
「肩甲骨」の使い方がキモになる!
初心者の人がダーツの練習をする際、肘や手首の動きに目がいく人は多いと思いますが、実際ににキモとなってくるのは「肩甲骨」の使い方なのです。
この肩甲骨の使い方が間違っていると、使う体の部位に余計な力が入ってしまい、翌日以降の筋肉痛を引き起こしてしまいます。
この「肩甲骨」の使い方がマスターできると、肘や手首といった手の他の部分も有効活用でき、練習の上達スピードが大きく変わってきます。
そのようなことから、ダーツの基本習得には「肩甲骨」の使い方がキモとなってくるのです。
ではどうやって鍛えれば良いの?
肩甲骨の鍛え方にはいくつかのパターンがあります。そのパターンは①つま先と肘を床に付けて、腕立て伏せのようにして上下運動を10回行うストレッチ②座った状態で肘を顔の前でくっつけ、そこから腕を両横に開く。開いた状態から腕を上にあげ、そのあと肘を顔の前に戻す③四つん這いになり片方の手を後頭部に付け、肘はへそに近づけるように動かす。肘を近づけたら、体を外に開く動きを行う。この動きを左右10回ずつ。
正しい握り方を覚えよう!
ダーツには握り方が3種類あり、細かい握り方については次のようなものがあります。①ツーフィンガーグリップー親指と人差し指でダーツを支えるスタイル。ダーツのリリースはしやすいが、支える指が少ないため安定性には難がある。②スリーフィンガーグリップー親指と人差し指、中指を使って支えるスタイル。安定性、リリースともにバランスのとれた癖のないスタイルなので、このスタイルで握るプレーヤーが最も多い③フォーフィンガーグリップー小指以外の4本の指で支えるスタイル。3種類の中で最も安定度の高いスタイルだが、ダーツ離れが悪くリリースしにくい面がある。これらのグリップスタイルから、自分の特性に合ったものを選択することが必要です。
スタンスを決めていこう!
握りを決めたら、次はスタンス。スタンスもグリップ同様3種類のものがありますので、見ていきましょう。①オープンスタンス・・ダーツの真正面に立って投げるスタンス。真正面から投げるのでダーツの全体像が把握しやすいところはメリットだが、腕が固定しにくくリリースポイントがブレやすいという難点もある。②スタンダードスタンス・・ダーツの斜め45度の角度で立つ、ダーツの一般的なスタンス。狙いやすさ、リリースともに安定したスタンスで、初心者はこのスタンスから入ると良いと言われている③クローズドスタンス・・体がダーツボードの真横に位置するスタンス。他のスタンスに比べリリースポイントは最も近く、狙った場所にピンポイントでいきやすい。デメリットは、ダーツボードの全体像が把握しにくく、姿勢が取りにくいところ。
テイクバックは正しいか?
ダーツを投げる時の動作で重要な動きの1つが「テイクバック」です。「テイクバック」とは、投げる際に腕を構えて引く動作のことを指し、ここの出来がダーツを投げる際の飛距離に大きくかかわってきます。このテイクバックを練習する際は、①肘がぶれずに狙うところへ定められているか②肘を上げた状態が保てているか③肘のポイントが投げるたびに変わっていないかといったポイントに注意しながら練習するようにしましょう。
フォロースルーへの意識はできていますか?
ダーツを投げる際は、投げたら終わりではありません。
投げ終わった後の「フォロースルー」と呼ばれる投げた後の動作が、狙った場所を射るための最後の一押しになるからです。
ただしフォロースルーのみに意識がいくとフォーム全体のバランスがおかしくなるので、自然な形での一押しができるようにしていくことが大事です。
気を付けるポイントとしては①腕を最後まで振り切る②指や手のひらは、下に振り切るようにする③肘のみを動かすようにし、肩の位置はそのままにしておく
④リリース後に、少しずつ力を抜くようにすることが大事になります。
自分の利き目を知っておこう
人間の目には「利き目」というものが存在しますが、ダーツでは狙った場所に投げるために重要なものです。
この利き目が利き腕と違うことを自覚できていないと、ターゲットが定まらずにぶれてしまうことがあります。
自覚するための方法としては、①顔の手前30cmで円を作りターゲットを収め、②片目をつぶりターゲットが円に入っている方が利き目になるという方法があります。
なかなかターゲットにあたらない場合は、利き目に注目してみるのも良いでしょう。
覚えることは多いが、バッチリ習得を!
ダーツのテクニック習得のためには、あらゆることを覚える必要があります。自分に合った投げ方やスタンスといったことは投げていくうちに身についてくるので、楽しみながら技術向上していけると良いですね!