子どもが入園、入学をすると、春や年度末に保護者会や懇談会があります。そこでは、自身の子どものことを話したり、自己紹介をしたり、挨拶をしなければならない場面がありますが、いざ一言話さなければとおもうと、何を話そうかと悩んでしまう事もあると思います。長々と話すのもいけないだろうし、かといって一言で終わってしまうと、印象もあまりよくありません。では、どんなふうに話したらいいのでしょうか?
今回は、小学校の懇談会の挨拶で使える例文と好感が持てるポイントをまとめてみました。
春の懇談会
子どもが小学校に入学して、4月、5月くらいになると、懇談会があるところが多いです。入学したての頃は、子ども同様、保護者も知らない方が多くいます。そのため、春の懇談会では、子どもの紹介や自己紹介をします。まず、懇談会での挨拶の第一声は、「はじめまして」ですよね。中には、顔見知りの方もおられるかもしれませんが、初めて会う方が多いので、その方々に向けて、「はじめまして、○○の母です」というと、好印象で、子どもとお母さんの顔が一致しやすくなります。
さらに、挨拶の締めくくりは、これから一年間同じクラスで過ごすので、「よろしくお願いします」と言うことで、締めることができます。注意したいのは、挨拶の中に子どもの自慢話や長々と話をしないことです。印象が悪くなり、面倒な母親というレッテルが貼られてしまうかもしれません。
例文
『はじめまして、○○の母の○○と申します。初めての小学校ということで、母子共々緊張していますが、勉強に友達作りにいろいろ頑張ってほしいと思っております。これからどうぞよろしくお願い致します。』
『はじめまして、○○の母の○○と申します。いよいよ6年生ということなので、最後の一年間をおもいっきり楽しんでほしいと思っています。これから一年間、どうぞよろしくお願いします。』
年度末の懇談会
年度末に開かれる懇談会は、クラスのお別れ会でもあります。進級してクラスが変わったり、6年生であれば、卒業を迎えます。そのため、挨拶にははじめに、「失礼します。○○の母です」と自己紹介した後に、一年を振り返って思い出に残ったことや、子どもの成長を感じたことなどを話し、「ありがとうございました」と来年度へ向けて「よろしくお願いします」を言うのが基本です。
例文
『失礼します、○○の母です。入学してしばらくは、登校や宿題でバタバタしていましたが、二学期からは自分でしっかり用意して学校へ行けるようになりました。お友達もたくさんできて、本人はそれを一番喜んでいるようです。この一年間、ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。』
まとめ
挨拶は、だいたい30秒~1分くらいの長さがベストです。特に春の懇談会は、学校生活を始める大切な時期です。周りの保護者に悪い印象を与えてしまうと、後で面倒になることもあるので、なるべく好印象になるよう工夫しましょう。