ゴルフのスイングをするうえで、骨盤をスムーズに回転させるためのカギとなるのが、骨盤の前傾です。
骨盤を前傾させることで、股関節をスムーズに動かすことができるようになります。
そうするとからだを使ったスイングを打つことが可能になるのです。
日本人の骨盤は直立、または後傾している
もともと狩猟民族だった欧米人の骨盤が前傾しているのに対し、農耕民族だった日本人の骨盤は直立、または後傾しています。
そのため、自然に立った状態では股関節をスムーズに動かすことはできないのです。
この性質は、からだの回転を止めて腕を主体とするスイングを行いやすいものですが、からだ全体を使ったスイングには向いていません。
そのため、からだ全体を使ったスイングを打つ場合は、骨盤を前傾することを意識することが重要です。
骨盤の前傾ってどうするの?
骨盤の前傾、といわれてもイメージがなかなか浮かびませんよね。
まずは、クラブを持たない状態で骨盤を前傾させるイメージをつかみましょう。
まず、両手を腰に当てて直立姿勢になります。
両手の親指は腰の一番出ている部分にあて、脚はスタンスは場に広げておきます。
そのまま両手の親指で腰を下に向かって押すようにして、お辞儀をします。
この状態が、骨盤が前傾している状態です。
このとき腰椎と太股の裏側に負担をかけないよう、一緒にひざを曲げながら骨盤を前傾させるようにしましょう。
ひざを曲げることで深く前傾しすぎるのを避けることもできます。
あとは同じ要領でクラブを持って前傾姿勢を作る練習をしましょう。