カレンダーの日付けを追いながら、春はまだかと待ち望んでもなかなか気温の上がらない日々に、こんな歌を歌えば気持ちも晴れて来ます。そして待っていること自体が楽しいと感じる歌があります。
春よ来い(ユーミン)
タイトルはストレートで、今まさに春を待つ歌そのものですが、この歌は歌詞が素晴らしい。出だしから、「♪淡き光立つ俄雨〜♪」から始まり、「沈丁花」「遠き春よ」と続けば、寒さがまだまだ残る季節に一緒に立たせてくれます。サビの部分に入り出すと、「春」と「君」が交錯し始め、「春」と同時に「君」を待っている切ない想いが伝わって来ます。ユーミンの声とメロディーとそしてこの歌詞がとても優しい気持ちにしてくれます。
チェリー(スピッツ)
スピッツの曲に、「春の歌」がありますが、チェリーの方が春待ちにはフィット感があります。「♪君を忘れない〜♪」と言っているのですが、歌のテンポがいいので、実は気持ちを切り替えて、「♪想像した以上に騒がしい未来に行こうとしている〜♪」のでしょうか。春を待つ、というよりもうすぐ春なんだから、早く気持ちを切り換えよう、と聞こえてきます。
早春賦
歌というより、綺麗な詩にぴったりのメロディーが付いたという感があります。「♪春は名のみの風の寒さや〜♪」、そうなんです、立春はどころか3月になっても雪が降ったりする、「春は名のみ」の季節です。その心情を一気に歌で語らせてくれるのがこの歌です。焦ってもしょうがないのでこの季節を楽しもうという気になりますよ、きっと。
まとめ
いずれもこの季節ならではの歌ですが、逆にこの季節以外に歌うとみんな引いてします。持ち歌を季節ごとに決めておき、寒い3月と言えばこの歌、と選曲したいですよね。