日程調整サービス『調整さん』が運営するあなたをもっとアクティブにするメディア

クォーターの終了間際など、QBが意図的にボールを地面に叩きつける行為をすることがありますが、あれは何を意図しての行動になるのでしょうか。アメフトの「スパイク」というプレイについて見てみましょう。

スパイクとは

前途しましたが、「スパイク」はスナップ直後にQBがボールを地面に投げつけるプレイになります。その理由としては、ルール上この行為はパス・インコンプリート(パス失敗)として扱われるため、時間を止めることができるからです。タイムアウトが残っておらず、終了間際の残り時間が少ないときなど、1プレーを消費することにはなりますが、時計をどうしても進ませたくない場合の手段の一つとなります。

インテンショナル・グラウディング

アメフトの反則ルールを知っているなら、スパイクはインテンショナル・グラウディングになるのではないだろうか?と思うかもしれません。インテンショナル・グラウディングとは、QBのパスは基本的にはレシーバーのいる所に投げなければいけない、というものです。しかし、時計を止めるためにスパイクを行う場合は、インテンショナル・グラウディングにはならないため問題ありません。けれど、終了間際ではない通常時に行う場合や、パスを貰ったQBがすぐさま行わなかった場合には、インテンショナル・グラウディングを取られてしまうので気をつけましょう。

まとめ

時計を止めたいがタイムアウトが無い場合、スパイクをすることで時計を止めることができます。そして、スパイクはルール上パス失敗扱いになるため、反則も取られる心配はありません。チームが負けている場合に残り時間が少ないときなど、スパイクは時計止めとして有効なプレイになります。

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます