アメフトに興味があって見てみたいという人は多くいるかと思いますが、その時にぶつかる難題がルールの複雑さ。中にはここが理解できず、アメフト観戦を断念してしまう人がいるとの声も聞かれます。そこで今回は、「どのくらいの時間プレーして、どうなれば得点なの? 」という、時間と得点のルールについてまとめます。
試合構成
アメフトの試合は、基本的にクォーターという区切り方がされます。1クォーター15分でそれを4本という構成になるので、試合自体は計60分ということになります。加えてプレーの展開によって時計が止められることもあるため、一般的には2時間から3時間ほどかかることが多いです。
試合の進み方
アメフトの試合の基本ルールは「4回の攻撃のうちに10ヤード進む」という形になります。10ヤード進むことができれば、新たに4回の攻撃権を与えられますが、4回の攻撃権のうちに10ヤード進めなければ、攻守交代の流れになります。野球が「3アウトで攻守交代」ということに例えると、アメフトは「4アウトで攻守交代」ということになります。
ただし、3回目の攻撃終了時点で10ヤード進む見込みが薄い場合は、パント(攻撃権を放棄し、相手を自陣エンドゾーンから遠ざけるキック)を蹴ることが多く、4回目の攻撃をする場合は”ギャンブル”と呼ばれます。(失敗すれば、相手にチャンスを与える危険があるため)
得点の仕方は・・
次にまとめていくのが、得点についてです。アメフトにおける得点は、主に以下のような形です。
・タッチダウン(6点)
攻撃中に相手のエンドゾーンでパスを受けるか、ボールを持ち込む形の得点パターン。最も得点が多く入る方法なので、できるだけこれを狙いたい。
・トライフォーポイント(キック1点 パスorラン2点)
タッチダウンを決めたあと、相手のゴールライン3ヤードの地点からもう1度攻撃できる。攻撃方法を選択できるが、パスの場合はキックよりも難易度が高いため、大半はキックを選択することが多い。パスやランは、相手にリードを許しているなど、1点でも多く欲しい場面で選択されることが多い。
・フィールドゴール(3点)
攻撃中、キックによってボールをゴールポストに通過させる得点方法。タッチダウンを狙いにいって失敗した場合、確実に得点を狙うために用いられる方法。
・セイフティ(2点)
相手チームの攻撃中、相手のエンドゾーン内でボールを持っている相手選手を倒した場合に与えられる点。通常失点した場合は次の攻撃権が自分たちに回るが、この場合は失点したにもかかわらず、次の攻撃権を相手に与えなければいけないので、非常に辛いプレーとなる。
まとめ
ここまで観戦するための試合ルールについてまとめましたが、このルールがわかると試合が見やすくなります。がっちり押さえてアメフト観戦を楽しめると良いですね。