剣道の試合時間についてお話ししていきましょう。
連盟の公式ルール
全日本剣道連盟での公式なルールでは、試合時間は原則的に五分を基準としています。五分間の中で勝負が決しない場合は延長となり、三分間の延長戦となります。また、主審が有効打突と判断した場合や、何らかの理由で試合の中断を宣告した場合は、試合再開までに要した時間は試合時間には含まないとしています。
年齢で異なる場合も
公式の試合時間は前に述べた通りですが、小学生はニ分間、中学生では三分間が試合時間とされている場合が多くあります。大会によって公式の試合時間とは別に試合時間が定められていることは珍しくありません。
勝敗の決し方
剣道は定められた試合時間の中で、先にニ本先取した者が勝利となりますが、試合時間までにどちらかが一本しか取っていない場合は先取している者の勝利となります。
また、定められた試合時間内に勝敗が決しない場合は延長戦となります。延長戦では一本先取した者の勝利です。
大会による取り決めによっては延長戦を行わず、判定又は抽選により勝敗を決定したり、引き分けとすることもあります。
団体戦の場合は、チームごとの勝者の数によって勝敗を決します。両チームの勝者が同数の場合は、取得した総本数の多いチームを勝利とします。総本数も同じ場合には、代表戦を行い勝敗を決します。
大会のやり方によっては勝ち抜き法による団体戦もあります。この場合、勝者が続けて試合を行い、最後まで勝ち残った者がいる方を勝利としています。
以上で試合時間についての説明を終わります。試合時間である五分間に日頃の成果を出せるよう、日々の積み重ねが大切なのですね。