剣道の心構えは「礼に始まり、礼に終わる」ことです。
剣道では、始まりと終わりに必ず礼をします。
礼をすることは相手に対して、気配りや敬意、親しみの気持ちを持って接することです。
日々の練習の中、切磋琢磨し合う仲間がいて、同時に自分の成長を見ていただける先生方がいて、初めて、剣道は成り立ちます。
稽古をつけてくれた仲間や、自分に指導をしていただいた先生方へ感謝の気持ちを表すために「お願いします」と礼に始まり、最後に「ありがとうございました」と礼に終わります。
剣道に大切なことは「正しく真剣に学ぶ」という姿勢
稽古において望まれるものは、自分の目標をしっかりと持って、それに向かって精進し続ける姿勢です。
それは、練習を続けることでしか身につかないものです。
確かに、剣道の才能を持ち合わせている人は、技術的な面で力を発揮できますが、この姿勢で剣道に取り組めない人は自分のやり方に拘るあまり、いずれ挫折したり、成長が止まってしまいます。
稽古の大切さは「自分のやり方」を見直すことにあります。相手と稽古をすることによって、自分の弱さや課題が見えてきます。それを真正面に見据えて、一つ一つ解決するよう努力することが剣道をするうえで大切なことなのです。
剣道をすることで学んでいく「心構え」
礼儀や、真剣に向き合うことは堅苦しく聞こえますが、まず大切なことは謙虚になって取り組むことです。
剣道をやってみたいと思ったら、素直にお願いしますと言って、道場に入るだけでいいのです。
そこから、おのずと礼儀や真剣に向き合うことの大切さを知っていけるはずです。
剣道で得たものは必ず人生の一柱となって、あなたを支えてくれるはずでしょう。