キューを握っていない方の手で、キューのシャフトを支える形をブリッジと呼びます。ブリッジが不安定ですと、キューがぶれてミスショットの原因になってしまうので、しっかりブリッジを組めるようになりましょう。基本的なブリッジの種類と、その組み方を挙げてみましょう。
スタンダードブリッジ
名前の通り基本のブリッジであり、ゲーム中でも多くの頻度で使う事になります。組み方は、手を広げてテーブルの上に置き、人差し指を上げつつ中指の第2間接付近に親指を添えます。そして、上げた人差し指を親指につけて輪を作ります。出来た輪にキューを通してブリッジの出来上がりです。この時、ブリッジの土台であり支えである、手のひら、中指、薬指、小指の3本をしっかり固定しましょう。土台が安定するならば、安定したブリッジとなります。
オープンブリッジ
オープンブリッジの組み方は、テーブルに手を広げて置き、親指を人差し指の付け根に添えてＶの字を作り、出来たＶの字の溝にキューを乗せてショットをします。キューの上に指を被せない事で、シャフトの狙いがつけやすく、初心者にも作りやすいブリッジです。遠くの手玉を撞く時などでもよく使われます。
レールブリッジ
レールブリッジは、手玉がクッションに近い場合などによく使われます。組み方は、レールの上に手のひらを置いて親指を中指に添え、キューを置いて人差し指で挟んでショットをします。スタンダードブリッジの、人差し指を親指につけないバージョンだと考えると分かりやすいでしょう。また、ナインボールなどでサイドブレイクをする時にもレールブリッジはよく使われています。
フィンガーチップブリッジ
手玉の手前に他のボールがある場合、それを避けて高い位置から撞かなくてはなりません。フィンガーチップブリッジはその場合に必要なブリッジです。組み方は、親指と人差し指でＶの字を作り、手の甲は高く上げて、中指、薬指、小指で支えます。オープンブリッジを高い位置にしたブリッジと考えてください。そして、出来た溝にキューを沿わせて、高い位置からのショットになります。
基本的なブリッジはこの4つですが、どのブリッジを使う場合も、しっかりと安定させる事を意識してブリッジを組みましょう。安定したブリッジは安定したショットに繋がります。
