アメリカンフットボールといえば、アメリカでは最も好きなスポーツに選ばれ、国民的な人気スポーツとして知られる一方、日本においては馴染みがなく、人気もないと言われてきました。しかし最近その状況に変化が生まれているようです。日本におけるアメフトの現状とは?競技人口や世界ランキングの面を含めて見ていきます。
競技人口は約2万人
まず競技人口については、日本では約2万人(内訳 高校生約4000人 大学生約1万人 社会人約5000人)と言われています。特に高校生については、10年間のうちに約2倍と急激な伸びを記録しており、その背景にはアメフトを題材にしたテレビアニメ「アイシールド21」の放映が影響していると言われています。
世界ランク、ワールドカップでの成績
現在日本の世界ランクは3位であり、1位アメリカ、2位カナダに次ぐ位置につけています。IFAF(国際アメリカンフットボール連盟)が主催するアメフトワールドカップでは、1999年の第1回から連覇を達成、その後も準優勝、3位と国際大会の場で目に見える結果を残しています。
手軽に楽しめるフットボールも
小中学生では、タッチフットボールの普及が進んでいることにも注目です。タッチフットボールはアメフトの要素を残しつつ、タックルなどの危険なプレーを除き手軽にプレーできるので、小中学校の体育で導入しているところが増えています。今後はタッチフット経験者から、アメフトの競技人口が増える可能性もあります。
まとめ
競技人口については、アメリカ(約900万人)と比較すればまだまだ及ばないのは確かです。こうして見ていくと、学生をはじめとした、若い世代への普及を進めることが競技人口の増加。競争力強化につながるのは間違いないでしょう。その体制強化に期待したいところです。