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ゴルフというと、上手い人には絶対に勝てないイメージがありますが、そういった実力差を考慮したハンデによって、誰でも勝てるチャンスがあるようにすることができます。今回はそんなゴルフのハンデについて紹介していきます。

誰にでも楽しめるように!ゴルフのハンデについて

ゴルフにおけるハンデとは

先程も少し言ったとおり、ハンデとは「様々なレベルのゴルファーが一緒に競技を行うときに実力差を埋めるためのもの」です。将棋やチェスなどでアマチュアとプロが対戦する際に、プロ側が駒を落として戦うことがありますが、それと同じようなものと考えればわかりやすいでしょう。ゴルフというスポーツは、スコアが低い方が勝利するので、通常弱いプレイヤーの点数を何点か引くか、強いプレイヤーの点数を加えることで調整します。

日本でのハンデの種類

日本でのハンデには大きく分けて2種類のものがあります。まずひとつ目は、JGAの定めた規定に基づいた審査によって査定されたハンデで、これは日本で唯一のオフィシャルハンデキャップです。そのため、他のゴルファーとの比較もしやすく、非常に構成なハンデキャップといえるでしょう。もう一つはプライベートハンデといい、略式のハンデキャップのことで、オフィシャルハンデキャップがない人達がコンペに参加する際や、仲間内で行うコンペなどではこれを用いることが一般的です。

オフィシャルハンデについて

この公式のハンデを取得するには、まず規定された組織や団体に入り、GA/USGAコースレーティング及びスロープレーティングのあるコースでプレーした際のスコアカードを提出する必要があります。このハンデはゴルフの公式線に参加する際の基準として使用することができるため、競技ゴルファーをこれから目指す人であれば必ず取得すべきでしょう。ハンデを取得するには、最新のスコアカード10枚と、2年間に10枚以上のスコアカードを提出する必要があります。

略式ハンデとはどういったものか

初心者や、趣味でゴルフを楽しんでいる人の多くはオフィシャルハンデを持っていないため、この略式ハンデでプレイするのが普通です。算出方法には「ペリア方式」「新ペリア(ダブルペリア)方式」「新新ペリア方式」の3つが一般的です。3つとも18ホールの中から、プレイヤーには分からない形で隠しホールが設定されており、隠しホールのスコアの合計からハンデを算出します。これら3つの違いはその掛率となっています。

略式ハンデとはどういったものか

ペリア方式では、隠しホールを、OUT3ホール、IN3ホールの合計6ホールとし、パー24を設定し、スコア合計を3倍にしたものとなります。新ペリア方式では、隠しホールを、OUT6ホール、IN6ホールの合計12ホールとし、パー48を設定し、スコア合計を1.5倍にしたものとなります。新新ペリア方式はこの両者のハンデを折衷したような形になっており、隠しホールを9ホールとし、パー36を設定、合計を2倍したものとなります。これらの一般のコースのパースコアである72を引いて、更に0.8倍にしたものがハンデのスコアとなります。

新ペリア方式の具体例

新ペリア方式はハンデをつける上で現在もっともポピュラーな方法です。たとえば、あなたが隠しホールの合計打数が60だったとしましょう。すると、(60×1.5-72)×0.8=14.4となり、あなたのハンデは14.4となりますね。

略式ハンデの穴とギャンブル性

これらを見ていくと、勘の良い人なら気づくかもしれませんが、例えどんなに平均スコアが悪い人でも、隠しホールがとても悪いスコアで、そうでないホールのスコアが良ければ非常に優位に経つことができます。このことから一概に平等とは言えませんが、公式の大会で無いわけですから、そのギャンブル性も楽しみながらプレイする余裕も大切でしょう。

ハンデなしは一流プレイヤーの証

ハンデ無しというと、普通のように感じるかもしれませんが、公式戦においてハンデ無しというのはトッププレイヤーであるという意味とほぼ同意です。ハンデ5以下の人ですら「片手ハンデ」といわれ、アマチュアプレイヤーの中では憧れ的存在ですから、いかにハンデ無しで公式戦に挑むことが難しいかが伺うことができるでしょう。

ハンデを設定してみんなで楽しく

このようにハンデがあることにより、初心者からトッププレイヤーまで、同じ土俵で戦うことができるというのはゴルフというスポーツを魅力的にしている点の一つといっていいでしょう。これらハンデについてある程度知っておけば、身内のゴルフでも腕前関係なく楽しむことができるでしょう。

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