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ラグビーのルールを詳しく知らない人でも、「スクラム」という用語は知っているのではないでしょうか。このスクラムはプレー中の行為の1つで、軽度のペナルティーでプレーが中断しリプレーされる際に採用され、両チームがボールを奪い合う攻防を繰り広げます。
これとは反対に、プレーが続行したまま両チームがボールを奪い合う攻防を繰り広げることがあります。この行為の1つが「ラック」と呼ばれています。

モールとは

例を挙げると、ボールを持った選手が相手選手のタックルでグラウンドに倒され、そこに両チームの他の選手が集まったとします。この場合選手がタックルで倒された時点でボールはグラウンドにあるlことになり、ここで両チームがボールの奪い合う行為がラックとなります。
ちなみにボールが持った選手がタックルを受けても倒れないまま、両チームの別の選手がボールの奪い合いに参加するケースもあり、この場合はボールはグランドではなく選手が抱えている状態になります。こうした行為はラックと区別され、「モール」と呼ばれています。
まとめると、プレーが続行したまま両チームが密集状態にボールを奪い合う行為はボールの置かれた状態で区別され、ボールがグラインドにある場合はラック、ボールが選手が所持している場合はモールと表現されます。つまりラックとモールは表裏一体のものなので、一緒に憶えておくといいでしょう。

ラックの注意事項

レックを形成する場合、主に4つの注意事項があります。これを理解していると、ラックの攻防をより楽しく観察することができます。
①グラウンドに倒れたらボールを離す
ボールを持った選手が相手選手のタックルで倒された場合、即座にボールを離さなければいけません。そのままボールを持ち続けると、「ノット・リリーズ・ザ・ボール」という重度のペナルティーを宣告されます。

②ボールを相手に出させない行為
ボールを持った相手選手がグラウンドに倒された後、その選手とボールに覆い被さってボールが相手側に出ないようにする行為は禁止されています。これがレフリーにみつかった場合、「オーバー・ザ・トップ」という重度のペナルティーを宣告されます。

③ラックへの横入りは禁止
ラックが形成されると、ラックの中に入っている最後尾にいる味方選手の足の位置を起点にそれぞれオフサイドラインが設定されます。そうなった場合、さらに他の選手がラックに加わるためにはオフサイドラインの後ろからでないといけません。このオフサイドラインを無視してラックに加わると、「オフサイド」という重度のペナルティーを宣告されます。

④ラック内で手を使うことは禁止
ラック内では手を使うことが禁止されています。つまりラックに参加している選手が味方側にボールを獲得させる場合、足でボールを移動させるか、ボールが出やすいように回りの選手を排除するしかありません。。手を使った場合は「ハンド」という重度のペナルティーを宣告されます。

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