鎌倉は気軽に歩けるハイキングコースがいくつもあって、迷ってしまいます。その中でも「王道」なのが北鎌倉から源氏山を通る大仏ハイキングコースです。
北鎌倉→東慶寺→源氏山公園→鎌倉大仏→長谷観音→長谷駅
北鎌倉から源氏山公園を通って、鎌倉大仏、長谷観音をのんびりと歩くハイキングコースです。まずは、北鎌倉を下りたら、東慶寺に向かいます。
このお寺はさだまさしの歌で「縁切り寺」として一躍有名になったお寺です。それまではこじんまりしたあまり目立つことのなかったお寺でした。尼寺ならではの優しい雰囲気のお寺で、四季折々の花々が出迎えてくれます。
源氏山公園は山全体が公園として整備されており、桜の季節ともなると花見客で賑わいます。この公園の名前の由来は源頼朝の祖先である八幡太郎義家がこの山に源氏の象徴である白幡を立てて、必勝を祈願したことから名づけられたといいます。
源氏山公園の象徴である頼朝像のまわりは芝生になっているので、ここでお弁当を広げてもいいですね。
源氏公園からは大仏坂を越えて鎌倉の象徴ともいえる鎌倉大仏へと向かいます。
鎌倉大仏は、地元の人たちからは「長谷の大仏さま」と呼ばれています。修学旅行などで一度はご覧になった方も多いのではないでしょうか。鎌倉大仏はたびたびの戦火で修復を繰り返していますが、ほぼ建立当初の姿をとどめているとして、鎌倉の数ある仏像の中で唯一「国宝」になっています。
その近くにある長谷観音は日本最大級の十一面観音菩薩さま。金色に輝く大きな観音さまは圧倒的な威厳と慈悲をたたえ、見ていると心が洗われます。長谷寺の経蔵裏の「眺望散策路」は、2000株以上のアジサイが植えられています。また広々とした相模湾を見渡すことができる場所としても観光客には人気です。
終点は江ノ電の長谷駅。この駅はドラマの撮影によく使われることで有名です。駅にたたずんでみると、目の前に海が広がって確かに絵になる駅です。