アメフトのランニングバック(RB)はボールを持って走るのが主な役割となりますが、足の速さだけが必要なのかと問われるならば、それだけではRBにはなれません。RBにはどんな能力が必要なのでしょうか。
タフさも必要
RBは主に二通りに分けられ、速度重視で敵を振り切るスタイルとパワーで突進してボールを運ぶスタイルがあります。そのため、後者であるならば速度よりも多少のタックルなどものともしないパワーが重要となります。方法はどうあれボールを前進させることができればいいのですから、RBとはいえタフさも必要な場面もあることでしょう。
走る通路を見出す能力
RBは走るといってもただ真っ直ぐ走るのではなく、味方がブロックするのを予測し、そこに自分が走る通路を見出す能力も大変重要なものといえます。目の前の状況から次の状況を予測し、一瞬の判断力で自分がどうすれば良いかの決断をしなければいけません。そしてさらに、通路を見出したとしてもそこへ上手く飛び込むための正確な身体制御が必要となります。こういった走りをするランナーをデイライトランナーというのですが、固有名詞があるほどに大変なプレーといえるでしょう。
勇敢さ
身体的な能力もそうですが、RBに一番求められる能力は何よりも「屈強な敵を恐れずに突き進む勇敢さ」が必要となります。アメフトの選手は体躯に優れた選手が多くいますが、その中をボールを持って前に進む気持ちを持ち合わせることこそが一番重要なのではないでしょうか。
まとめ
RBには俊敏さ、タフさ、判断力や集中力、色々な能力が必要になりますが、敵の只中を突き進む勇気こそが一番大切です。足の速さだけではなく、精神的な強さこそがRBには必要となります。