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キャンプ・ドレイクって知ってる?〜訪れてみたい歴史的スポット〜

歴史的な土地、キャンプ・ドレイクについて、です。

キャンプ・ドレイクとは

アメリカ陸軍第8軍団第一騎兵師団が駐屯していた基地の名前です。埼玉県の和光市、朝霞市、新座市、それと東京都練馬区にまたがっていて、その面積は約31.7平方キロあります。旧米軍朝霞キャンプとも呼ばれます。キャンプ・ノースとキャンプ・サウスに分かれており、一部地域を除いて日本に返還済みです。第二次大戦のころには東京陸軍の用地として機能していましたが、終戦まえから米軍が自国の使用目的に設定していた、と言われ、ドレイクの名前は1945年にマニラで戦死したドレイク大佐から来ています。

キャンプ・ドレイクと日本の歴史

政治的関係はさておき、かってこの土地には米兵を相手にしたキャバレー、アメリカン・リージョンクラブやほかのクラブ、そして映画館などがあって「日本の上海」とか「埼玉の上海」と形容されたりもしたころがありました。大スターになる前の江利チエミは、キャンプで「テネシーワルツ」を歌い、ミュージシャンはジャズを演奏して、朝霞は日本におけるジャズ文化普及の地でもあったのです。ですから、終戦後を知っている世代には、朝霞は独特の響きをもつ名前でした。フランク永井とか、そのほかの数々の歌手もここを経てきたといわれます。

現在のキャンプ・ドレイク

キャンプ跡地利用としては、理化学研究所、陸上自衛隊朝霞駐屯地をはじめ、多くの行政教育施設や小中学校、高等学校、公園、市営墓地もつくられています。しかし、まだ手付かずで待機処分のスペースも多く、今後も計画が進んでいく模様です。

キャンプ・ドレイク、まとめ

ともすれば政治的な問題に発展しかねないキャンプ・ドレイクの跡地問題ですが、歴史は歴史として、上手なメモリアルと有用な活用の道に進んでもらいたいものです。

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