ドイツVW社のゴルフシリーズは有名ですが、この度オールトラックという車種が登場しました。ゴルフオールトラックとはどのような車なのでしょうか?気になる走りやお値段は!?ゴルフの新車種に迫ってみたいと思います!
フォルクスワーゲン「ゴルフ」というブランド
フォルクスワーゲンのゴルフシリーズと言えば、ハッチバックを想像する方も多いでしょう。実際、フォルクスワーゲンの主力はハッチバックの「ゴルフ」シリーズ。基本のFFレイアウトの「ゴルフ」や、スポーツ性能を高めた「ゴルフ GTI」、4WDになった「ゴルフ R」、そして近年はハイブリッド仕様の「ゴルフ GTE」なども登場しました。これらはすべてハッチバックのデザインを踏襲しており、それこそが「ゴルフ」であると認識しているファンも多いことでしょう。
ゴルフのステーションワゴンについて
ハッチバックで有名なゴルフですが、ステーションワゴン、ミニバンなども実はラインナップにあるんです。今回ご紹介する「オールトラック」はステーションワゴンシリーズの中の一台。今までゴルフのステーションワゴンには、「Variant(ヴァリアント)」という名前がつけられていました。FFの「ゴルフ Variant」と4WDの「ゴルフ R Variant」の2台が、それまでのゴルフのステーションワゴンだったのです。
2度目の「オールトラック」
フォルクスワーゲンが車名に「オールトラック」というサブネームを与えるのはこれが2度目。初めての「オールトラック」は、セダンシリーズの「パサート」でした。「パサート」のステーションワゴンである「Variant」の名を外し、4WDのステーションワゴンとして2011年に登場したのが「オールトラック」だったのです。「ゴルフ オールトラック」もこの流れを汲んだ一台になるのでしょう。
Variant Rとの違いは?
ゴルフのステーションワゴンには先述のように、「Variant」と「R Variant」が存在します。「オールトラック」の名は4WDであることを示しているのですが、「R Variant」も同じく4WD。あれ?被ってない?と思いますよね。性能や価格などを見比べてみると、ステーションワゴンとして最上位のモデルは「R Variant」であり、4WDのエントリーモデルとして「オールトラック」を位置づけているようです。
値段や排気量と出力について
オールトラックは「Variant R」の559万円よりも200万円以上安い、347万円という、ゴルフのフルタイム4WDとしては「お値打ちの一台」となっています。この安さは「お手軽な4WDが欲しい」というニーズにはぴったりハマるのではないでしょうか。排気量は「Variant R」と比べると200ccほど小型の1.8L。出力も100馬力低い180PSとなっています。
自動トルク配分の4WDシステム
「ゴルフ オールトラック」では、路面や車両の状態に合わせた、自動トルク配分のフルタイム4WDシステム「4MOTION」が搭載されています。これによって勾配がきつかったり、スリッピーな路面では4WDの恩恵を最大限に受けることが出来ます。また、モニターからオフロードモードにすると、エンジン回転数を高めにキープし、悪路などでしっかりしたトルクを発揮することが出来るようになっています。
コストパフォーマンスが素晴らしい
ステーションワゴンならではの大容量のラゲージスペース、風格が漂うロゴ入りのシート、必要十分なパワーと安全装備などを兼ね備えた「オールトラック」を350万円という価格で出してきたことは、フォルクスワーゲンが日本市場を攻めに来たと考えてよいでしょう。サイズもそれほど大型ではなく、日常使いから休日のアウトドアまで、幅広いニーズに対応する一台です。
試乗したくなる4WD
いかがでしたでしょうか。安心と信頼性のドイツ車、フォルクスワーゲン。しかもフルタイム4WDのステーションワゴンモデルが350万円というのは破格だと言えるでしょう。是非ディーラーで試乗だけでもしてみたくなる一台ですね。