アマチュアゴルフでは、実力のある人ない人、みんなが楽しく競技できるようハンデで力を平準化
ハンデは「ハンデキャップ(handicap)」でこれまでのスコア歴から決定
本来スポーツは公平ですが、アマチュアゴルフ特有のハンデは経験の浅い人など実力の伴わない人に、いわば“不利指数”とでも言いましょうか、下駄を履かせて同一競技で同格に戦えるようにするものです。会社の親睦目的のコンペレベルでは、直近のスコア歴を自己申告して決めます。優勝目的ならできるだけ多くのハンデがあればいいようなものですが、紳士スポーツのゴルフでは実力があるのに多いハンデは敬遠されます。(公式ハンデと呼ばれるものもありますが、協会登録とデータの提出が前提です。また、ダブルぺリア方式などゴルフ場がホールとスコアからハンデを決める方法もあります。)
目安は「1ラウンドスコア平均-72(パー数値)」
1ラウンドのスコア平均が100なら、100-72で、ハンデは28が目安です。これは優勝ラインが72ぐらいの場合ですが、コンペ参加者のレベルにもよりますが過去の優勝ラインが80ぐらいなら、28に0.9を掛けて、25とする場合もあります。)実際には、高いハンデで仮に優勝すれば、次回ハンデは「0.7」準優勝は「0.8」第3位は「0.9」を掛けて減らしていくのが一般的です。先の例で、25で優勝したらハンデは、17~18に減ります。
ハンデは名誉でもあり自慢でもある
ハンデが1ケタの人を、シングルプレイヤーと言います。アマチュアではちょっとした名誉です。なぜなら1ラウンドを80前後で回るという数字です(72+ハンデ8)。競技と言う意味では、ハンデが7とか8しかなければ、ほぼ実力でスコア競争をしなければならないのですが、片やハンデが30の人と比べると大きな開きがあり優勝や入賞はまずもって難しくなるのですが、本人は自分の実力評価の数値であるため逆に名誉であり自慢なのです。
まとめ
ゴルフが他のスポーツの楽しみ方と違うのはこのハンデがあるためです。みんなとスコアを争う“競技”である一方、個人競技でもあります。プロは優勝、つまり最も少ない打数で1番になることが唯一の目標ですが、アマチュアは競技をしながら自分なりのスコア目標を目指す一方、結果として全体競技(コンペ)で優勝すればなおイイと思ってプレーをしています。