コースで使えるクラブは最大14本。グリーンの近くまで来た時に重宝し、上手に使いこなせばスコアメイクにつながるクラブ、それがPWです。
代表的なウェッジであるPW
ウエッジ(wedge=くさび)には、PW(ピッチングウエッジ)、AW(アプローチウエッジ)、SW(サンドウエッジ)の3種類がありますが、ロフト(クラブヘッドの角度)が少しづつ異なり結果、同じ力でスイングをしても飛距離(ボールの上がる高さ)が違ってきます。PW、AW、SWの順に短くなります。いずれもアイアンに比べてシャフトが短く、ロフトがあるのでボールをふわっと上げやすいクラブです。PWだと距離の目安は男子でだいたい120ヤード前後(レベルによる)です。
有効な使い道
最も有効なPWの使い道はグリーン周りに来た時にピンを狙うことです。3種類のウエッジのうちSWは、特に「サンド=砂」すなわちバンカー用に設計されていますが、PW、AWは距離を見つつ選択すればいいでしょう。グリーン周りと一言で言っても、いわゆる花道(フェアウエイ)もあれば芝が伸びているラフや土の露出している山の傾斜もあります。PWがスコアメイクにつながるポイントは、ここからピン近くにオンできるかどうかで、次のパッティングにも影響してきます。
種々のアプローチに対応できる
一般的な飛距離が120ヤードと言ってもそれはフルスイングの場合で、仮にピンまでの残りが50ヤード以下となっても、PWをうまく使って“寄せ”に使う場合が多いのです。ハーフスイングでの距離はいくらか覚えておけば対応できます。また、ピンまでの距離が30ヤードでも、グリーンエッジまでが15ヤードとすれば、一旦、グリーンのかかりに乗せてあとは転がるように打つという方法もあります。
まとめ
アマチュアはオールマイティではないので、どこかでミスショットしながらグリーン周りに辿り着きます。結果的にPWの使用頻度は上がるのですが、ここでPWが得意クラブとすると一気にスコアはまとまります。ゴルフはアプローチが命、PWの練習を十分するように言われるのはこのためです。