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今回はゴルフ用語の一つ、「トゥ」について解説します。

トゥ

「トゥ」とは、クラブフェースの先端側(クラブヘッドの先端部分)のことです。トゥ(toe)の直訳は「つま先」です。ゴルフクラブを足に見立てると、「足指の部分」です。足にヒールとトゥが有るように、ゴルフクラブにもヒールとトゥが有って、トゥは先の部分です。反対をヒールと言います。ゴルフクラブを握って構えると、身体から最も遠い部分であることが容易にわかります。

トゥで打つ打球

ゴルフスィングをすると遠心力がかかります。するとアドレスした時よりもヘッドのトゥ側が下がるという現象が起きます。これが「トゥダウン現象」と呼ばれるものです。

最初にアドレスから入り、クラブをバックスィングします。そして、バックスィングの頂点から再びクラブを振り下ろし、インパクトに戻ってきた際にアイアンのトゥ側が遠心力の影響で下がってしまうというものです。「トゥが下がる」つまり、「トゥがダウンする」=「トゥダウン現象」です。そして、このクラブの先端の部分であるトゥでゴルフボールを打つと玉筋が変な方向に向かい、しかも安定しません。

そもそも、クラブフェースの中央あたりにベストヒットポイントは有ります。インパクトでは、地面に対してきちんとソールした状態でインパクトしなければ安定した打球にはなりません。従って、この「トゥダウン現象」を前もって予め予測してグリップしておかなければ、フックボールやスライスボールなどになる可能性が有りますので、構える時にはトゥ側を予め浮かせて構えることが必要です。

まとめ

「トゥ」は、ゴルフクラブの最先端部分を意味していますが、その部分でゴルフボールをヒットすると力がボールに上手く伝わらないため飛距離は伸びず、思わぬ方向へと打球が飛んで行ってしまいます。従って、インパクトの瞬間は、アドレスの時と同じ状態で、トゥでもヒールでもなくクラブフェースの中央付近でゴルフボールを捉えることがベストヒットになります。

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